【建設業】建設キャリアアップ~モデル工事の現状~技能者登録率はどうなっているの?数値から見る建設キャリアアップシステムの「今」、建設業界が一丸となって取り組む必要性!

今回も全国建設業協会様が実際にモデル工事を行った33の現場で取ったアンケート結果を見ていきます。

(参照元:一般社団法人全国建設業協会:http://www.zenken-net.or.jp/wp/wp-content/uploads/a4e5dc22d846c327e7c2c4a18d9c894b1.pdf

33現場の内訳は国の直轄工事23、地方公共団体8、民間発注工事2となっています。

今回着目するのは、技能者登録率です。

では、グラフを見ていきましょう!

2-1が現場の技能者数となっています。

~9人     - 23%(8現場)

10~24人 - 31%(10現場)

25~49人 - 16%(5現場)

50~99人 - 15%(5現場)

100人~   - 15%(5現場)

上記の数値を参考に2-2を見ていきます。

2-2は登録技能者数となっています。

0人            -  4%(1現場)

1~4人      - 11%(4現場)

5~9人      - 27%(9現場)

10~24人 - 35%(11現場)

25人~    - 23%(8現場)

グラフで見ると、おっ!と思われるかもしれませんが、色分けの数値が違うので、数字で追う必要があります。
 

1-1では、現場の技能者数25人未満が54%

これが、1-2の登録技能者数となると、25人未満が77%(約8割)となっています。

事業者数よりは進んでいるように見えますが、それでもまだまだ登録技能者数も少ないです。

実際1-3を見てみましょう。

0%       -  4%(1現場)

1~29%    - 25%(8現場)

30~59%   - 37%(12現場)

60~79%   - 21%(7現場)

80~100%  - 13%(4現場) ←%で出しましたがどこかが1現場増えます。

最低ライン(減点基準)の60%をクリアしているのは、34%(11現場)となっており目標ライン(加点基準)の80%をクリアしているのは13%(4現場)しかありません

前回お話させていただいた、事業者登録率で2つの現場がクリアしていたので、その2現場が登録技能者率もクリアしている、と仮定しても加点対象となる目標ラインを越えているのは33現場中で2現場しかありません

結局、元請事業者が登録していても、下請事業者の技能者が登録していなければ、事務の効率化は実現しません

また、下請事業者の技能者が登録していても、元請事業者が登録していなければ、就労履歴は蓄積されません

建設業界が一体となり、協力していくことで、建設キャリアアップシステムは完成します!

ぜひ、みなさんの力で建設業界を盛り上げてください!宜しくお願いします!

「建設キャリアアップに登録したいんやけどな、何が必要なんやろか」とお考えでしたら、ご相談だけでも構いません!ぜひ、お気軽にお問合せください!

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